驚くほど何も進歩がない。
人生のあまりの進歩のなさに驚く自分がいた。
なぜ今自分はここにいて、この子との空気をどうしようかと無駄に気を揉んでなんかいるのだろう。
楽しくもないのに、わざわざ何にもならない時間を今ここに費やしているのだろう。
多分明日からもずっと中途半端で、何もできやしない、続きやしない日々を、多少の変化で満足しているうちに、気が付けば自分がもう終わっていたのを少しずつ感じることになるのだろう。
そう思うと怖くなった。
宇宙という大きな流れの中で、自分は圧倒的に無力で極小の、いくらでも替えのきくような取るに足りなさすぎるカスみたいな存在。
たまたまこの時代のこの個体に意識があるだけで、どれもこれも似たようなもので、その程度の存在。
全てに意味を感じられそうになかった。
2023/02/23
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