印象的な何かのあとに文章を書くのは
ジムで最後にひと踏ん張りしようとするのは
自分が主人公なんだって自分に言い聞かせたいから
出来事が無意味に自分を通り抜けていくことが耐えられないから
そこに何か意味を見出したいから、見出す側でありたいから、書く
「自分に打ち克てないただのモブキャラ」になりたくないから
そう思いたくないから、自分は強いと信じたいから、ダンベルを上げる
そうやって自分という存在を確認して、肯定しようとする
そうやって”自己否定”を抑え込もうとする
皆人生の主人公でいたい
それを諦めたくない
なぜなら自分はたった一人で
自分以外になることはできないから
どう足掻いたって自分であることから
逃れることはできないから
自分にない全ての経験
誰かが経験したことのある何か
それが自分にはないことへの絶望
でも自分は自分でしかいられないし
目の前の現実は変わらないし
人生は一方通行であって
目の前の選択肢は無限でも
過去は振り返ってみれば一つしかない
だから選んでいかなければ
捨てていかなければいけない
その結果が今であり、未来だ
人はどこまで行っても何をしても
自分であることから逃れることはできない
ならば自分という乗り物を認めて愛して
少しでも素敵な世界を見に行こう
コメント