素敵な経験を積ませる

価値観

高校生の頃、映画監督になりたいと思っていた時期があった。

生徒の99%は大学進学する環境だったから、自分も当然のようにそうするものと思っていたけれど、

受験に向き合う時期になって、映像系の大学や専門学校もアリなんじゃないかと考えたりもした。

 

でも、すぐに考え直した。

そこで映像技術とか映画の作り方を学んだところで、肝心なのは「何を描くか」であって、

最初から映像の世界に浸らず、外の世界で色んな素敵な経験を積んで感性や価値観を磨くことで、

その結果、素敵なモノを描けるようになって、世の中に良いインパクトを与えられるようになるんじゃないか。

結局、映像系の道には進まなかった。(学生時代に趣味で色々作ったり、その延長で仕事したりもしたけど)

 

そしてそれは映画とか小説に限った話ではなくて、自分自身においても言えること。

自分に色んな素敵な経験を積ませることで、ときには感情が掻き乱されつつも、

そのたびに様々な気付きを得て、世界をもっと知って、アレコレ考えて、

その結果、素敵なヤツになって、世の中に良いインパクトを与えられるようになるんじゃないか。

それは世の中というほど別にそんな広くなくてもよくて、常に頑張らなきゃいけない自己犠牲的なものでなくて、

基本的に楽しみながら、自分の半径100mくらいの人生に結果として良い影響をもたらすことができたらいいな。

 

どうなるか分からない未来のことを考えすぎず、過去の出来事や感情に執着しすぎず、今にフォーカスしよう。

やりたいことには賞味期限があるから、それらが自分にとってどうでもいいことになる前に、

消化して成仏させて、経験の総量を増やしていきたいし、その質も上げていきたいし、

新しい世界にも怯まずどんどん飛び込んでいきたい。そんな1年にしよう。

 

2024/01/27

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